代表メッセージ 2007年
2007年12月 GNC代表 宮木いっぺい 
2007年は、GNCと在日モンゴル留学生会との関わりが具体的な形で大いに深まった1年でした。そのことについて今回は書きたいと思います。
在日モンゴル留学生会は、1996年6月に、日本で勉強しているモンゴル人留学生達により設立されました。日本人にモンゴルとモンゴル人を広く紹介し知ってもらうこと、在日モンゴル留学生同士のネットワークを強固なものとすることを目的として、イベントや勉強会など様々な活動を行っています。とりわけ、彼らが主催しているハワリンバヤル(モンゴルの春祭り。今年も練馬区光が丘公園で開催され大盛況でした。)は今や年中行事としてすっかり定着し、モンゴル人力士がこぞって来場することも手伝ってNHKのニュースでも大きく取り上げられるまでになりました。ちなみに、GNCも協力団体として、毎年参加しています。
そもそもGNCと留学生会との関係は長く、歴代の会長はGNCの活動に何らかの形で関わっています。とりわけ、現在、GNCモンゴルの代表になっているナスカさんは数年前の留学生会の会長で古くからの友人です。
2007年のGNCの主要な活動を振り返ってみると、常に在日モンゴル留学生会のメンバーが一緒だったことがわかります。
まずは、4月終わりに開催されたハワリンバヤル。祭りの成功のために、半年近い事前準備の段階から当日の運営まで苦楽をともにしました。また、GNCが企画した青森県津軽市車力(旧車力村)へのスタディツアー(5月)には、留学生会のメンバー5名(その中には新旧の留学生会会長も含まれています)が参加し、車力が長年取り組んできた森づくりの現場を視察し地元の方々と友好を深めました。また、9月のGNCモンゴルエコツアーにはメンバー2名が参加し、GNCモンゴルのスタッフとの顔合わせも出来、GNCのモンゴルでの活動を全て見てもらうことが出来ました。とりわけ、日本語を勉強しているモンゴルの若者たちを集めたエコ教室では、先輩として日本での留学生活について語ってくれました。これは大変好評で来年以降も是非続けてゆきたいと思っています。そして、先日催したGNCの忘年会には、5名のメンバー(現会長を含め歴代会長3名が含まれています)が参加し、楽しいひと時を過ごしました。と同時に、1年を振り返りつつ、GNCとの活動協力を今後より一層緊密なものにすることを確認しあいました。
忘年会の場で、留学生会のメンバーが「是非、GNCのスタッフミーティングに参加させてください!外から見ているだけでなく中に入ってGNCの活動のお手伝いがしたいんです。」と自ら申し出てくれたときは、とてもうれしく、感慨深いものがありました。GNCの活動はどれも「きっかけづくり」です。GNCが取り組んでいる、人づくり、森づくり、公園づくり、苗畑づくり・・・どれも、モンゴルの人々、とりわけ若者たちが自分たちで取り組みはじめるための「きっかけ」です。そんなGNCにとって、GNCモンゴルの若きモンゴル人スタッフが動き始め、日本にいる若きモンゴル人留学生たちが動き始める姿を目の当たりにすること以上の喜びはありません!2008年には彼らの活動がより一層明確な形を示すことを、僕は確信しています。
2007年9月 GNC代表 宮木いっぺい
9月9日から15日まで、1年ぶりのモンゴルエコツアーです。
モンゴルの馴染みの人たちに再会できることが本当に楽しみです。
ここ数年、毎年、年に2回はモンゴルに行っていたので、
1年あくとだいぶ久しぶりな感じがします。
この1年間にGNCは大きく変わりました。
ひとつは、言うまでも無く、GNCモンゴルが発足したことです。
モンゴル在住のモンゴル人スタッフが中心となって、
GNCジャパンと連携しながら自立的な活動をスタートさせました。
もうひとつは、企業との連携がスタートしたことです。
今年になって、数社の企業が社会貢献活動の一環として、GNCにモンゴルでの森づくりのための資金的な支援を
申し出てくださいました(詳細はホームページ)。また、実際に企業のスタッフの方々がモンゴルの森づくりの現場を
視察してくださいました。9日からのツアーにもお一人同行されます。これはとてもうれしいことです。
日本の企業がこのような活動を支援するムーブメントがさらに大きくなることを願います。
この2つの大きな変化を踏まえて、GNCは、今まで以上に大きな社会的責任を負うことになったと自覚しています。
また、それに応じて、組織面、資金面でのマネジメントを今まで以上にしっかりと行ってゆく必要があることを
痛感しています。GNCジャパンとGNCモンゴルのメンバー一人ひとりが、このことをしっかりと自覚し、
議論を重ね、具体的な形にしてゆくことが、私たちの現在の最重要課題だと言えます。
ツアー中にはモンゴル人スタッフたちとそのことも十分話し合ってきたいと思います。
2007年9月7日 宮木いっぺい
2007年6月 GNC代表 宮木いっぺい
早いもので2007年も、もう半年が過ぎました。
2月に代表メッセージ、4月に代表所感を書いて以来、2ヶ月ぶりのメッセージです。
この2ヶ月の間にもいろいろなことがありました。その一端をご紹介したいと思います。
4月29日、30日は、恒例のハワリンバヤル(モンゴル人の留学生たちが主催する春祭り。東京都練馬区光が丘公園にて。)に例年通り協力団体の一つとして参加しました。国籍を問わず多くの友人に再会できましたし、元気なボランティアスタッフが大活躍しました。
詳しくは、写真満載のハワリンバヤル2007の報告をご覧いただければと思います。
http://www.kyouzon-gnc.com/proejct/event/hawarinbayaru2007.html
一つとりわけ嬉しいことがありました。
GNCがモンゴル国立大学エコロジー教育センターと一緒にウランバートル市内に開園したエコ植物園でいつも散歩しているという女性が、お嬢さんと一緒にGNCのブースを訪ねてくれたのです。正確に言えば、偶然GNCのブースに立ち寄ったら、展示物の中に普段散歩している場所が紹介されていたということです。彼女はウランバートル市で会社を経営されている方で、今日本で勉強しているお嬢さんを訪ねて一時的に来日しているとのことでした。彼女は上品な物腰で、こうおっしゃってくださいました。「憩いの場となるこんないい公園を日本の方々がつくってくださったことに、散歩しながらいつも感謝していました。その方々とこうして思いがけずお会いできてとてもうれしい。」GNCの活動をしていると、時々こういう嬉しい瞬間に出会えます。
この5月は、例年行っているモンゴルでのプロジェクトは発足したばかりのGNCモンゴルに任せて、GNC主催のスタディツアーで青森県の車力に行ってきました。参加メンバーは、前回同様モンゴル人留学生たち5人、それにスタッフ2人、カメラマン1人の計8人。
詳しくは、車力村スタディツアー2007の報告をご覧いただければと思います。
http://www.kyouzon-gnc.com/proejct/study_tour/2007syariki_tour.htm
前回スタディツアーで車力を訪れたのは3年前。「信じられない。ついこの間会ったばかりみたい。」車力の方々とGNCのスタッフは思わずそう言い交わしました。GNCを最初から暖かくサポートしてくださった車力の方々にお会いするたびに、ぶれない変わらぬやさしさと強さを感じます。そして人と人とのつながりの大切さ、GNCの原点を再確認できます。一緒に行ったモンゴルの若者たちもそれを感じるのだと思います。そして新しいつながりがまた生まれました。彼らの感想文を是非お読みになってください。これもまた、嬉しい瞬間なのです。
2007年2月 GNC代表 宮木いっぺい
2007年も、もうひと月が過ぎました。
今年はGNCに大きな変化があります。
2002年から続けてきた年2回のモンゴル訪問を中止し、
秋の訪問のみにします。
理由は2つあります。
1つは、GNCモンゴルがしっかり自立し、動き始めたからです。
ツォゴさん、ナスカさん、ノヨさん、トゥプシンさん、アムガさん。
頼りになる一騎当千のスタッフです。
それに、これまで10年の間に築き上げてきた多くのネットワークの存在があります。
とりわけ、多数の専門家や学生の仲間たち。
モンゴルでのプロジェクトは彼らに任せておいて間違いないという気持ちになったこと、これが年1回に踏み切った大きな理由です。
もう1つの理由は、国内での活動を充実させたいからです。
具体的には、5月に留学生中心のスタディツアーを行いたいと思います。
行き先は、青森県の旧車力村(合併後、つがる市車力町)。
合併前の車力村には、GNCは今まで数回訪問しています。
村あげてモンゴルとの国際交流を推し進め、
農業技術支援や研修生の受け入れなどを積極的に行ってきた車力村と、
それを先頭に立って引っ張ってきた故成田村長は、
常にGNCの活動のお手本となってきました。
GNCは車力村に、発足当時から、モンゴルで活動する上で大変お世話になり、
現在も理事に車力村出身のお2人(月永さんと松橋さん)が名前を連ねています。
うれしいお知らせは、
国際協力のあるべき姿を身を持って示された故成田村長の息子さんの成田博さんが、先ごろ、合併後のつがる市議選に出馬し、見事トップ当選を果たしたことです。
今年の5月は、モンゴルにいる仲間に会えないのは残念ですが、
日本にいるモンゴル人たちと車力を訪問し、
GNCの原点を再確認することが今から楽しみです。
そしてそのときは、故成田村長のお墓参りと、
成田博さんの当選のお祝いをしたいと思います。
