WWW を検索 kyouzon-gnc.com(サイト内) を検索
google

2002年度GNCモンゴル植林ツアー概要報告

実施日程:2002年5月4日〜5月11日

<苗木畑での作業> 5月5日〜5月7日
参加者
:日本からのツアー参加者6名(現地留学生1名)、TNTgroup&エコアジア大学学生9名
:GNC 9名 日本人スタッフ2名、現地スタッフ7名(畑作業員含む)

今年、待望のGNC苗木畑(1ha)を持つことができました。
作業として、@家畜除けの柵作り と Aウリヤスの挿し木栽培を予定していましたが。畑に移動してから生憎の天候(雨、雪)で、作業が実施できたのは半日だけでした。それでも雪の中、協力して柵作りをしました。寒くてとても大変でしたが、今迄にない想い出深い畑での作業になるでしょう。
ただ、宿泊ゲルで過ごす時間がたっぷりありましたので参加した両国の若者達はお互いにニックネーム(モンゴル人には日本名を、日本人にはモンゴル名を)を付け合ったり、モンゴル料理のボーズ作りをしたり楽しい交流が十分できたように思います。中には昨年に引き続き参加した学生たちの再会もあり、両国内にGNCのネットワークがより深く広がっていくようでとても嬉しく思っています。
今回、実施できなかった挿し木栽培についてはツォゴーさん(GNC現地責任者)と参加したモンゴルの学生達により、私達の帰国後、実施される予定です。

本事業は平成13年度 緑の募金国際緑化公募事業に認められ、助成対象となっております。

<シェルター(孤児院)訪問> 5月7日

参加者
: ルハマーさん(ワールドビジョン)、岡葉子さん、桜さん(お二人はUB在住)
:日本からのツアー参加者5名
: GNCスタッフ3名(現地スタッフツォゴーさんも同行)


毎年、ツアー参加者から、孤児院(シェルター)を訪問してみたいとの希望がありました。そこで、今年はウランバートル在住の岡葉子さんに現地孤児院について調べていただき、ワールドビジョン(国際機関)が手懸けている最近開設されたばかりの@15,6歳の少年達のためのシェルター、A小学生を中心としたライトハウス、B子供たちの両親の生活支援を目的としたトレーニングセンター(職業訓練所、ここでは、手作りのお土産販売もしていて、その収益は直接両親達の収入に還元される)の3個所を訪問することになりました。

少年達のニューシェルターでは、ちょうど、野菜栽培を始めたいとの希望があり、農業の専門家のアドバイスを必要としていました。そこで、GNC現地スタッフのツォゴーさんがいろいろ相談を受け、まずはビニールハウスを建て、キュウリやトマトなどを栽培してみることになりました。私達が、訪問した当日は、ツォゴーさん指導の下、少年達とともにハウスにビニールをかける作業を行ないました。ビ二ール、野菜の種と苗はツォゴーさんの農場から提供されます。今夏、再び訪問する予定ですが、このハウスの中で、キュウリやトマトの収穫に立ち会えるのを今から楽しみにしています

ライトハウスでは、大塚由紀子さん(元保母さん)の提案で、パネルシアター日本昔話『かさ地蔵』をツアー参加者全員で協力して、モンゴル語での挨拶も暗記して、熱演してくれました。子供たちはとても熱心に見入って大好評でした。その後、日本から持っていった折り紙、羽根つき、コマまわしなど子供たちといっしょに時の経つのも忘れ、夢中になって遊んでしまいました。予定時間を大幅に越えて、畑の宿泊ゲルに辿り着いたのは夜8時半を過ぎていました。


<小学校での紙芝居公演『木を植えた男』&記念植樹> 5月8日
参加者
第18小学校日本語選択クラス、奥園奈津子さん 高谷さん(お二人は青年海外協力隊)
:日本からのツアー参加者5名、TNTgroup&エコアジア大学学生9名
:GNCスタッフ2名 、通訳 ボヤナーさん

今年、訪問した第18小学校は日本語選択のクラス(1年生から10年生まで)があり、日本語教育にとても熱心な学校でした。校内見学の後、8年生(13歳)のクラスで奥園奈津子先生(青年海外協力隊)の指導の下、生徒たちと日本語で活発にQ & Aをおこないました。また、全校の日本語クラスの生徒達で、私達を歓迎して、「大きなりんごの木の下で」という日本語劇をしてくれました。一本のりんごの木と人間の関わりの中に素朴に環境問題を考えさせてくれる素晴らしい劇で、日本からの参加者はとても感動しました。

  

 

昨年に引き続き、「木を植えた男」の紙芝居を今年は8年生対象に公演しました。わずかでも彼らの中に『木を植えた男』の限りない情熱を心深く受け止めてくれる生徒がいてくれることを願っています。
記念樹として40本のウリヤスを生徒達とともに植樹しました。校長先生のお話では、この一本一本の苗木を卒業してからもずっと大切に管理していく生徒を決めるそうです。できれば、同じように日本の生徒の所有者も決め、モンゴル・日本の二人で、今後も関っていって欲しいとのことです。将来、その二人が会って、語り合う日が訪れたら素敵ですね。GNCとして、現在、対象となる日本側の学校・生徒を検討しているところです。

GNCでは今後、この小学校を拠点に、モンゴルと日本の子供たちの交流を『人と自然との温かい関わり』という視点でより発展させていきたいと考えています。

(当日はモンゴルラジオ局員とThe magazineKONNICHIWAの記者が同行し、取材を受けました。)
  


<モンゴル国立大学エコロジー教育センター訪問> 5月9日
―施設見学 & GNC宮木代表の講義 & 記念植樹―


参加者::エコロジー教育センター高校生、モンゴル国立大学の学生約40名
:バザルドルジセンター長、バトフゥー氏(モンゴル国立大学)センターの教師3名
:日本からのツアー参加者6名、グレさん、ダシカさん(TNT)バトボルドさん(エコアジア大学)
:GNCスタッフ2名 通訳 ボヤナーさん

エコロジー教育センターはモンゴル国での自然環境分野のより優れた専門家を早期から育成するため、全国から選抜された高校生の集まる教育機関です。今回、初めて これら生徒達を対象に、宮木代表のGNCの活動紹介と『3つの共存』についてのミニ講義、環境問題全般について彼らと意見交換を行ないました。モンゴルにおける黄砂の問題や若者達の植林などのボランティア参加などについて彼らの生の声を聴くことができました。今後も、継続して、彼らと共に、自然環境だけに限らず、国境を越えて解決していかなければならない多くの問題をみつめ、話し合っていきたいと思っています。
記念樹として、40本のウリヤスを植樹しました。今後も、大学周辺に植樹を続けていく予定です。

(なお、この日の模様はテレビニュースで放映されました。)

<ハンオール地区土地管理所&農牧省でのヒアリング> 5月10日
GNCスタッフ 宮木、矢野 、ツォゴーさん

ツアー最終日5月10日に、GNCスタッフ3人は、ハンオール地区(GNC苗木畑がある)区役所の土地管理所・所長と面会し、 ハンオール地区における新たな環境保全の地域モデル事業(ミニパーク造成、街路樹植樹など)についてのお話しました。また、今夏に開催予定のセミナー(各方面の専門家が参加予定)に備えて、農牧省の ロッソンバット氏(1999年にもお話を伺った方です。)に主に放置農地の現状把握を中心に 今後、モンゴル国における草原復元にどう取り組んでいくかなど会議前のお忙しい中、お話を聞かせていただきました。

<全体交流会> 5月9日 ビシレルトホテルにて

今年も多くの方々との出会いがありました。皆様お世話になりました、そしてありがとうございました。

ツアー中、ウランバートル市内のあちこちで、土が掘り起こされ植樹されているのを見かけました。今、確かに、環境に対する街全体としての新たな取り組みが始ったように思えます。

 
>>本ページのトップへ