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2004年度GNCモンゴル植林ツアー概要報告

実施日程:2004年5月8日〜5月15日
ツアー参加者:大西 郁、五十嵐亜紀、高橋京子、森泉恵子、
同行講師:松橋希世貴 同行通訳:チョイジル バーサンダッシュ、アリマー・ゾリグ
GNCモンゴルスタッフ: ツグトサイハン(責任者)、ボルドバヤル GNC日本スタッフ:宮木いっぺい(代表) 矢野明子(事務局) 

<苗木畑での作業> 5月9日・5月10日
参加者
:日本からのツアー参加者4名、第18学校生徒32名、同行教師1名
:GNC 9名 日本人スタッフ2名、現地スタッフ7名(畑作業員含む)同行通訳2名

<枯れ草の除去作業>
昨年の5月は、SARSの影響で、日本からのツアーは中止となり、現地スタッフ、学生だけの手によってアカマツ5000本を植樹しました。植樹されたアカマツの苗はモンゴルの厳しい冬をしっかりと生き抜いておよそ8割が活着していました。越冬のために日本ではわらなどで覆うのですが、モンゴルでは自然の枯れ草がしっかりとその役割を果たしていました。今回はこれからの季節、苗にしっかりと太陽の恵みを与えるため、覆いかぶさっていた枯れ草を除去する作業をおこないました。待ち構えていたように枯れ草の中から青々としたマツの苗木が次々に現れました。アカマツの苗木栽培に関して路地栽培で十分活着できるという結果がでましたので、今後は、旱魃に備えてスプリンクラーなどの灌漑施設を整えて、徐々にその規模を拡大していく予定です。

  

<苗木畑周囲に防風のためのポプラ植樹>
同様に延期となっていましたGNC苗木畑(1ha)での第18学校の課外授業の一貫としての防風のためのポプラの苗木植樹も実施することができました。日本語クラス7年生(14、15歳)32名が参加して一本一本心を込めて植えてくれました。10数年後、彼らが立派な社会人となるころ、これらの苗木も見上げるほどに成長し、しっかりと防風林としての役割を果たしていてくれることでしょう。来年の課外授業ではマツの苗木植樹も考えています。

<モデル農場での第18学校課外授業> 5月10日
参加者
:日本からのツアー参加者4名、同行講師松橋希世貴さん、第18学校生徒32名、同行教師1名
:GNC4名 日本人スタッフ2名、現地スタッフ2名 同行通訳2名

2002年9月、第18学校訪問の際に、エンフバット校長、GNCモンゴル代表ツォゴーさんらとの話し合いの中で、「モデル農場での課外授業」をおこなってみたらどうか、という話が持ち上がり、また、同行していた大学生 森泉恵子さんからも、是非、子供たちに日本の様々な環境問題の実情を伝えてみたいとの要望もありました。
そして、今年、遂に「第1回モデル農場における課外授業」が実現することになりました。今回は、森泉恵子さんと高橋京子さんのお二人には「日本の公害問題についてー水俣病と四日市ぜんそく」の特別授業を、また、青森県車力村の農業専門家 松橋希世貴さんには「寒冷、乾燥・強風地である車力村での農業と植林」について写真を見ながらわかりやすくお話していただきました。 生徒たちは、とても真剣に耳を傾けていました。現地責任者のツォゴーさんも、農場内を案内した際、彼らの食い入るような熱心な眼差しにとても感動したと話していました。来年以降も、様々な工夫を重ねながら引き続き実施していきたいと考えています。


大型バスで32名の生徒たちが農場へ

引率の英語の先生

みんな熱心に聴いています

恵子さん&京子さんの特別授業

車力村・松橋さんのお話

GNCモンゴルスタッフのツォゴーさん&ボルドさんの自己紹介l

松橋さんに車力村についての質問

配られた資料「日本の公害のお話」を熱心に読む生徒たち

ツォゴーさんによる農場の案内

 


<セレンゲ県 森林伐採、火災跡地での植林スタート> 5月10日〜11日(ダルハン泊)
参加者
:日本からのツアー参加者4名、現地 専門家チーム 10名
同行専門家 日本人1名、モンゴル人1名、GNCスタッフ2名 、通訳2名

GNCの砂漠化防止、緑化プロジェクトの新たな事業がセレンゲ県トジンナルス(Tujiin nars・国立公園に指定されています。)でスタートしました。今年は10ha、アカマツ30,000本の植樹&管理契約となります。一口に緑化といっても、その場限りの植林では全く意味がなく、単なる自己満足に終わってしまいます。特にモンゴル国のように厳しい条件下では長い年月をかけて森林を蘇らせるんだ!という森林再生に対する強い情熱と使命感に基づいた専門家チームによる綿密な計画と管理体制が必要です。今年からGNCが長期にわたり関わっていくことになったセレンゲ県にある森林動物センター(ジャムスランセンター長)はその意味においてとても信頼できるパートナーといえます。GNCの今後の計画としては、2004年9月(愛知万博との合同企画ツアー)、2005年5月(GNC第9回緑援隊)に関して計20ha、60,000本の植林を既に決定しています。


伐採と火災の跡地

5年前に植樹されたというアカマツ(日本に比べ非常に成長が遅い)


トジンナルス(モンゴルSelenge県Altanbulag郡Tujiin nars地域)
地図上緑の部分は残存した森林エリア、ピンクが火災、伐採被災跡地、青いラインが現在植林を進めているエリア。

森林動物センター長.ジャムスランさん

今後森林再生を目指し、GNCは精一杯協力していくことを約束しました・

現場で働いている専門家のみなさん

専門家の指導を受けながら
二人ペアとなってアカマツの苗を丁寧に植樹

植樹するのはこんなに小さな苗木です。

GNC植林地の現状

<ハンオール地区区役所との合同街路樹植樹> 5月12日

参加者::
日本からのツアー参加者4名、同行専門家 日本人1名、モンゴル人1名、エコアジア大学生 7名
ハンオール地区 街路樹植樹専門家 2名 副区長、その他作業担当の方
:GNCスタッフ日本人2名 、モンゴルスタッフ1名 同行通訳2名

ハンオール地区では、地区内での緑化プロジェクトがスタートして、住民の憩いの場となる公園の造成と街路樹の充実とに力をいれています。今回GNCでは、街路樹のための楡の苗木3250本を寄付しました。そして、その一部を合流してくれたエコアジア大学の学生たちと、たまたま、下校途中のバスの中から見かけて飛び入りで参加してくれた第18学校の生徒たちと共に記念植樹しました。GNCでは今後も、この地区の住民の生活空間をより充実させるための自然環境保全緑化事業に協力していきます。


公園造成の計画



<モンゴル国立大学エコロジー教育センター訪問> 5月13日

―セミナー & 植物園開設予定地での記念植樹―

モンゴル国立大学エコロジー教育センターはモンゴル国での自然環境分野のより優れた専門家を早期から育成するため、全国から選抜された高校生の集まる教育機関です。今回、初めて日本からの同行講師 松橋希世貴氏に 「日本の寒冷・乾燥・強風地・車力村における農業と植林」をテーマに講演していただきました。また、ツアーー参加者の二人の大学生 森泉恵子さんと高橋京子さんにも「日本はどのように公害問題に取り組んできたか」水俣病の事例をあげて、発表してもらいました。 センター側からはソノンダグバ氏に「モンゴルの森林地帯の実情」を詳細なデーターを示しながら講義して いただきました。講演後、参加したモンゴルの大学生たちからは次々に質問があ り、とても活発なセミナーとなりました。今後も、継続して、自然環境だけに限 らず、そこから派生する国境を越えて起こりうる様々な問題をテーマに、積極的 に話し合っていきたいと考えています


テレビの取材を受けるエコロジー教育センター長バザルドルジ先生

植物園予定地内を視察

植物園の開設に向けて
願いを込めて 記念植樹

(なお、この日の模様はモンゴル中央テレビ、チャンネル25TVのニュースで全国に放映されました。)

造園作業も 砂利を敷き詰めた遊歩道と柵つくりがほぼ完成しました。(2004年9月撮影)

植樹風景のビデオをご覧ください
映像をご覧になるには、ウィンドウズメディアプレーヤが必要です。こちらから無償でダウンロードできます。

<全体交流会> 5月13日 ビシレルトホテルにて
今年は予想をはるかに越えて60名あまりの方々が出席してくれました。(第18学校の生徒32名は全員出席でした!) 皆さんのおかげですばらしいツアーになりました。本当にありがとうございました。この出会いを大切に、また、来年も会いましょう!


本事業は平成15年度「 緑の募金国際緑化公募事業」 「財団法人イオン環境財団2003年度,第13回公募助成事業に認められ、助成対象となっております。

 
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