モデル農場
1999年、ウランバートル郊外、トウル川流域トウル村において、ツォゴーさん(写真右の人物)は青森県車力村(現在つがる市に統合 注1)の支援によりモデル農場づくりをスタートしました。
ツォゴーさんは、GNCの1998年の調査ツアーおよび、1999年の第1回エコツアーの通訳を務めてくれました。1995年、青森県車力村の農業研修生受け入れの際、同行通訳として半年間日本に滞在し、研修生とともに寒冷地農業の技術を習得する機会を得ました。
1999年のGNCエコツアーに同行の際 ツォゴーさんは国境を越え、世界の人々と信頼のネットワークを広げながら共存を目指すGNCの理念に深く共鳴し、GNCスタッフとして彼自身がモンゴルでの責任ある拠点としての役割を果たしていくことを約束してくれました。そして、現在、モンゴルの厳しい気象条件下、モンゴルにおける環境保全としての植林の意義を深く理解し、慎重にあらゆる工夫を重ねながらGNCモンゴルの代表として(1999−2006)、現在は 農場づくり、森づくりの責任者として多くの若者達と共に力を尽くしていこうと努力しています。
GNCでは2000年よりこのモデル農場の防風林の植林を開始しました。この年、宿泊ゲル3棟を設置し、農場での現地大学生との合宿が可能となりました。また、2003年には宿泊施設を備えた多目的施設が完成し、2004年第1回エコ教室がスタートし2008年まで、5回開催しました。2009年からは GNCと在日モンゴル留学生会のみなさんとの 将来の国づくりへつながる意見交換会を開催していきます。
>>モデル農場の経過報告はこちらから(GNC Japan blog 新しいウィンドウが開きます)

(左写真)1999年 スタート当時のビニルハウスだけのモデル農場
(右写真)2002年 車力村の方々とともに記念撮影
GNCのモデル農場は、ウランバートルから南西へおよそ30q(ハンオール地区トーラ村養鶏場跡地)にあります。
モデル農場の広さは約15ヘクタールです。(下の地図は2006年11月現在のモデル農場概観)

注1) 車力村とモンゴル国との交流のきっかけ
平成2年(1990年)8月、成田佐太郎村長が初めてモンゴル国を訪問した際、農業研修生の受け入れを 強く要請され受諾したのが交流の始まりです。
モンゴル国の大部分は広大な草原が占め、それを活用した遊牧方式による牧畜生産が農牧業
の70%を占めている牧畜国です。 その中において、食糧難が続いているため米、野菜、果物
に対するニーズが高まってきています。このためモンゴル国農牧省から新しい農作物の導入、
栽培技術の習得及び生産性の向上などの分野で、当村に対して強い農業技術協力の要請が あり、農業研修生の受け入れが始まりました
(車力村ホームページより)
モデル農場&苗木畑紹介
場所: ウランバートルから南西へおよそ30km(ハンオール地区トーラ村養鶏場跡地)
(左写真)
農場2002年8月現在 右写真)農場将来図
様々な試み
防風林&苗木畑

2000年5月現地仲間により植樹
↓


背丈をはるかに越えるほど成長した2000年春に植樹したポプラの防風林
(2005年6月撮影)

2004年5月、GNC緑援隊と第18学校の生徒たちとで植樹
↓

苗木畑北東側
2004年春、課外授業で
第18学校の生徒たちと植樹したポプラの防風林
(2005年6月撮影)


2001年5月、GNC緑援隊とエコアジア大学生らと植樹
↓

南東側

北西側

南西側
2001年春に植樹したポプラの防風林。
2001年、2002年連続の旱魃で枯れたものもあり
2000年に植樹したものに比べ、成長は遅い。
(2004年7月撮影)

2003年5月、現地仲間によりアカマツ苗植樹
↓
2003年春に試験的に植樹したアカマツの苗木
(2004年7月撮影)
ハウス栽培

(左写真)とても甘く大好評のスイカ。(右写真)メロンもよく育っている 。(2002年8月撮影)

ブロッコリーの収穫そのほか、ピーマン、とまと、きゅうりなども栽培している。
畑作物

(左写真)キャベツ (右写真)ジャガイモ
(左写真)長ネギ (右写真)にんじん
その他、玉ねぎ、大根なども栽培
多目的ホール&宿舎と温室の建設


(左から)建設中の多目的ホール&宿舎(2002年撮影)建設中の温室(2002年撮影)

ほぼ完成しました。(2004年9月撮影)

完成した温室で栽培中の野菜。観葉植物も育てています。
2004年5月撮影)
地下倉庫&灌漑施設



農場の四季


(右写真) 朝焼けの中
どこからともなく
馬達が集まって僅かに残された草を一生懸命食べていました拡大


(左写真) 虹


(左写真) 鶴がやってきた (右写真)
凍てつく畑
農場の仲間達・美しい自然・トーラ川上流


GNCモンゴルスタッフの
ボルドさん&ツォゴーさん(GNCモンゴル代表)と
農場で働く仲間 農繁期には付近の学生などのパートを雇用している。 (2004年7月撮影)

2000年から共に植林してきた二人と番犬のメジック



ウサギ とニワトリの夫婦と豚
(2005年6月撮影)


(左写真)美しい自然が残るトーラ川上流
誰もいない河原で無心に石投げ (2002年9月撮影)拡大
(右写真)川沿いにまだまだ群生する砂柳。
これらの木々もいずれは開発のため伐採されていくのでしょうか。
(2002年9月撮影)拡大

