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GNC苗畑づくりプロジェクト

 GNCは、2006年からモンゴル国トゥブ県バヤンチャンドマン村においてGNC苗畑づくりプロジェクトがスタートしました。

バヤンチャンドマン村苗畑造成プロジェクトの詳細

集合写真<意義>
 現在モンゴル国において植林、緑化の重要性が広く認識されはじめていますが、一方でそれを利用して自らの利益追求のために供給量と価格をコントロールする苗木会社が多くなっています。そのため植樹のための苗木を安価に安定的に入手することが以前にくらべ困難になりました。そこで森林再生、緑化を推進してゆくためにGNC自身で安価で安定的な苗木供給システムを構築する必要があると考えました。(右写真)集合写真

<造成地選定理由>
 専門スタッフの調査にもとづき、ウランバートルからさほど遠くなく、かつ苗畑に適した土、環境を有し、何より自治体および地元住民ボランティアの全面的な協力が得られる場所としてトゥブ県バヤンチャンドマン村を選びました。当地には小中高の学校、および農業大学(旧ソ連時代に創られた農業専門短期大学。もとは800人の学生がいたが、現在は150人に減ってしまった。)もあり、教育啓蒙、学生とのコラボレーションの可能性が高いことも好材料でした。

<事業内容>
 村内中心部の温室で、カラマツ、アカマツ、ニレ等を種から栽培し、くろうめのどき5000本、野生黒葡萄5000本を挿し木栽培すること、および、村郊外(地名:ブルハンティンアム)の2ヘクタールの土地を苗畑に造成し、カラマツとアカマツを育てること、以上の2つがプロジェクトの具体的な柱です。そのため常駐の技術者と臨時の作業員を雇用する予定です。また、村内でビデオを上映し、勉強会を開催することを通して地元住民とともに緑化の大切さを考え、長期的な協力関係を構築したいと考えています。

苗畑づくりプロジェクト途中経過報告

※新しいウィンドウが開きます。

バヤンチャンドマン村の説明

 バヤンチャンドマン村は、ウランバートル市から西北72キロ(車で2時間弱)に位置し、890戸3500人からなる村です。890戸のうち500戸は貧困に苦しんでいるとのことでした。全部で28000頭の家畜がいますが、他の村に比べると少なく、経済基盤として、家畜ではなく農業(主にジャガイモ、カブ、にんじん)に頼っている村です。

バヤンチャンドマン村全景 苗畑造成予定地
(左写真)バヤンチャンドマン村全景 (右写真)苗畑造成予定地

【GNC専門スタッフ 大西氏からの専門的所見】

5月17日(バヤンチャンドマン村)
  1. 元々森林地帯であった事(森林脇)、以前は中国人によるジャガイモ畑であった事から、苗畑に適する土地であるように思えます。
  2. .土壌もさわった感触はとても弾力があり、砂壌土ではない保水性・通気性のあるように感じました。圃場予定地も三方が森林に囲まれ、風の通り道でないことは活着前(定着前)の幼苗木にとっては非常に良い条件であります。 (左写真)土壌をチェック
今後の苗畑農場への提案
  1. 作(幼苗木の列)は斜面(高低差)に対して、横に作った方が良いと思います。元々乾燥地帯なので、斜面(高低差)に対して縦に作ると水や土壌が流れてしまい、物理的条件は悪くなります。横に作ることで水や土壌を流さないようにします。
  2. .地下水を利用して灌水をする場合は、汲み上げ直後の水温は冷たいので、半日くらい陽に当てて水に熱を持たせる方が良いと思います。また、高温下での灌水はその後土壌に熱を含ませ、苗木を高温多湿条件にしてしますので、陽が傾いてから行なう方が良いと思います。
  3. .ホースの口にはシャワーヘッドを必ず付けた方が良いでしょう。無駄な灌水量を 防ぐ事と、土壌を撹拌し根を傷つけることを防ぎます。
  4. .周辺には放牧の牛や馬などの家畜がいることから、苗畑の周囲には柵を設け、家畜の侵入を防いだ方が良いと思います。食害の恐れが予想されます。

 

 

 
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